大久保嘉人、遠藤保仁が代表引退を否定「まだ狙いますよ!」「そんなつもりはありませんから」
2010年ワールドカップ、パラグアイにPKで負けた後、大久保嘉人は憔悴しきってミックスゾーンに現れた。そんなすり切れたような状態で今回現れたのは岡崎慎司だった。
「4年後は?」という質問が飛ぶ。岡崎はほんの少し考えて答えた。
「4年後は想像できないですね。今はどうやったらこの場所で勝てたのだろうと引きずっているし、勝っていたら自分たちがいけたのにという未練があるので。悔しいです。4年間やってきたことは何だったのだろうと」
前回の大久保は、同じ質問に「いや、もういいよ。もう代表はいい」と答えた。岡崎と同じような悔しさで一杯だったのとともに、合宿生活よりも家族と一緒にいたいという大久保にとってワールドカップは苦痛だったのだ。
だが父親の遺書をきっかけに大久保は変わった。今回のワールドカップでは3試合とも出場し、願いは叶ったはずだ。
大久保はこれで代表を引退するのか。
――前回はこれでもういいと言いましたね。これで代表は終わりですか?
「いや、そんなことないよ! まだ狙いますよ! 別のサッカーでやってみたいから!」
もう1人、引退するのではないかと推測されていた選手がいた。遠藤保仁だ。これまでザック・ジャパンの不動のボランチだったのが、本大会前から出場時間を減らし、とうとうコロンビア戦ではピッチに立つことなく終わったのだ。
――今日出番がなかったのはよくわからないのだが。
そう聞くと遠藤は「はは、ありがとうございます」と答えてきた。だがその声には悔しさが滲んでいる。
報道陣の質問が続き、遠藤がミックスゾーンを去ろうとしたとき「代表引退は?」という声が飛ぶ。
遠藤は歩きながら「そんなつもりはありませんから」と言い残した。
大久保と遠藤、ベテランたちの心の火はまだ燃えさかっている。
【取材・文/森雅史(クイアバ)】
【関連リンク】
・岡崎慎司、記者の問いかけに無表情「自分たちのやり方が封じられたとき、何もなかった」
・今野泰幸、PK献上を責める質問に「言い訳はできないです。責任を感じています」
「4年後は?」という質問が飛ぶ。岡崎はほんの少し考えて答えた。
「4年後は想像できないですね。今はどうやったらこの場所で勝てたのだろうと引きずっているし、勝っていたら自分たちがいけたのにという未練があるので。悔しいです。4年間やってきたことは何だったのだろうと」
■4年前に「もう代表はいい」と話していた大久保
前回の大久保は、同じ質問に「いや、もういいよ。もう代表はいい」と答えた。岡崎と同じような悔しさで一杯だったのとともに、合宿生活よりも家族と一緒にいたいという大久保にとってワールドカップは苦痛だったのだ。
だが父親の遺書をきっかけに大久保は変わった。今回のワールドカップでは3試合とも出場し、願いは叶ったはずだ。
大久保はこれで代表を引退するのか。
――前回はこれでもういいと言いましたね。これで代表は終わりですか?
「いや、そんなことないよ! まだ狙いますよ! 別のサッカーでやってみたいから!」
■コロンビア戦では出番がなかった遠藤
もう1人、引退するのではないかと推測されていた選手がいた。遠藤保仁だ。これまでザック・ジャパンの不動のボランチだったのが、本大会前から出場時間を減らし、とうとうコロンビア戦ではピッチに立つことなく終わったのだ。
――今日出番がなかったのはよくわからないのだが。
そう聞くと遠藤は「はは、ありがとうございます」と答えてきた。だがその声には悔しさが滲んでいる。
報道陣の質問が続き、遠藤がミックスゾーンを去ろうとしたとき「代表引退は?」という声が飛ぶ。
遠藤は歩きながら「そんなつもりはありませんから」と言い残した。
大久保と遠藤、ベテランたちの心の火はまだ燃えさかっている。
【取材・文/森雅史(クイアバ)】
【関連リンク】
・岡崎慎司、記者の問いかけに無表情「自分たちのやり方が封じられたとき、何もなかった」
・今野泰幸、PK献上を責める質問に「言い訳はできないです。責任を感じています」