先月、マイナーからメジャー昇格(トロント・ブルージェイズ)を果たし一定のパフォーマンスを発揮した“ムネリン”こと川崎宗則だが、ケガから復帰した選手との調整などの影響で再びマイナー落ち(バッファロー・バイソンズ)。

しかし、複数の守備ポジションを担う「最強の補欠を目指す」と自ら公言しているように、試行錯誤を繰り返しながら新たなプレースタイルを確立中の川崎は、語学面での努力も怠っていない。

先月放送されたNHKの密着取材でも、英語のテキストを読み返す姿が印象的だった川崎。バイソンズのオフィシャルサイトでは、英語での質問に奮闘する彼のインタビュー動画を見ることができる。



「バッファローの町が好きなんだ。本当に素晴らしい」と、現在の環境を楽しんでいる様子の川崎。メジャー時に人気を博した“ダンスパフォーマンス”については、「俺は素晴らしいファーストベースコーチ。いつもダンスをしてないと寒くてしょうがないからね」とアメリカンなジョークを飛ばしつつ、近所に住む家族のことや、いま英語を猛勉強していることなどを語っている。

インタビュアーの「チューター(英語の先生)をつけたら?」という提案に「ツナ(マグロ)? 昨日マグロの寿司を食べたよ」と時折トンチンカンな聞き間違いをしたりするものの、「寿司が好きなら、あなたも日本人だよ」とジョークのセンスはなかなかで、海外でのウケもかなり良いようだ。

決して堪能とは言えないものの、正面から英語表現に飛び込むひた向きな姿勢は彼のプレー同様、非常に好感が持たれている。フィールド外の努力が報われ、再びメジャーのグラウンドで活躍する姿に期待したい。


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