デッドボールを始め、野球を見ているとボールにまつわる危険なシーンを多々目にするが、観戦する側にも常に危険が潜んでいる。

そんな事を改めて実感したのが、4月29日のヤンキー・スタジアム、ニューヨーク・ヤンキースとシアトル・マリナーズの試合でのハプニング。ヤンキースイチローが打ったファウルボールが、なんと一塁側スタンド席にいた女性の頭に直撃。うずくまる彼女を周囲の観客が心配そうにしている……。ほんの一瞬の出来事だが、実に痛々しい一部始終が動画投稿サイトにアップされ拡散されている。



この映像に映る女性のその後は定かではないが、ファウルボールが観客に当たりケガをするケースは決して珍しいことではない。球場でも再三にわたり「観戦する側もボールに注意して」と注意を喚起しているように、選手のみならず観戦する側もボールに集中して野球を楽しまなければ、と改めて痛感する映像である。

この日、8番レフトで先発出場し3打数2安打1四球だったイチロー。今シーズン10試合目の先発出場、6度目のマルチ安打を記録し打率は3割5分7厘に上がったが、ヤンキースは3-6で逆転負けを喫した。

【関連記事】
Ichiro Hits Lady In Head With Line Drive
イチロー、今季6度目のマルチ安打「雨だと守備の方が嫌」