NHK札幌放送局の登坂淳一アナウンサー(42)が、2014年4月から関西地域向けの情報番組「かんさい熱視線」を担当することが分かった。NHK大阪放送局の公式ツイッターアカウントが3月6日に告知した。

登坂アナといえば、インターネット上で「麿(まろ)」の愛称で親しまれる人気アナだ。それだけにツイートは大きな注目を集め、各地のファンがさまざまな反応を示している。

2度目の大阪勤務はほぼ確定

1997年に入局した登坂アナは、和歌山、大阪、東京を経て、2010年3月末からは札幌放送局に所属している。全国ネットのニュースを担当した東京時代には、若白髪が突然目立つようになり、注目を集めた。ネット上では、上品な顔立ちや穏やかな声から公家を彷彿するとして「麿」の愛称で呼ばれる。NHKもそうした人気ぶりを意識してか、札幌へ移った際には顔写真を大きく掲載した特設ページをつくるなど「アイドル並み」の扱いが話題になった。

そんな人気アナが4月から、大阪放送局の番組「かんさい熱視線」(金曜日)でキャスターを務める。「誰もが知りたいと思っていることを我々が代わって調べてくる。テーマにタブーなし」をコンセプトにした地域情報番組で、現在は野村優夫アナウンサーが担当している。

告知ツイートはすぐに注目を集めた。あまりの反響に、公式アカウントも「えーとRT(リツイート)数が多いので、再ツイートを。。」として、同じ情報を再度投稿したほどだ。大阪局の広報室に取材したところ、ツイート内容は間違いないとしたものの、異動については「発表は行っておりません」と伏せた。他放送局所属のNHKアナが出演するケースも一部番組であるが、定期番組ではまず考えられない。札幌に移ってから3年が経ち、異動は間違いないと思われる。

関西ファン歓喜「麿が大阪にクルーーーー」

そのため、ファンらは「麿が異動!」とさっそく反応している。それでも感想は地域によりバラバラだ。関西エリアのファンが「麿?大阪に麿ですって!?」「う、嘘!!麿さん大阪来るのん???」「麿が大阪にクルーーーーーーーーーーーーー!!」「麿は元々、和歌山入局の大阪局育ちだから関西にとっては返してもらうだけなんだけどw おかえりなさい!」と大喜びする裏で、北海道のファンは「まろが札幌を離れてしまうなんて…(号泣)」「札幌から麿が去る…」「北海道に移り住んでよかったことベスト10圏内だったのに…」「今なら、麿が札幌に異動したときの全国の麿ファンの気持ちが痛いほどわかる…(涙)」と悲しみに暮れている。札幌ではカーリングに挑戦する姿も披露していたため「麿、せっかくカーリングを覚えたのに、大阪でできるのかしら…(涙)」とつぶやくファンもいた。

声をあげているのは関西、北海道だけではない。登坂アナが再び東京に戻り、全国区の番組に出ることを待ち望んでいた人たちもショックを隠せないようだ。「早く東京かえっておいでよー。寂しいよー」「大阪在住でいいから麿の姿を全国放送して…」「ふんっ、いいんだいいんだ、どうせ麿が東京帰ってきたとしても仕事と大学でリアルタイム視聴できなかったし(強がり」といった声が数多くあがっている。