インテルは6日のセリエA第18節で、ラツィオに敵地で0−1と敗れた。少し進んで、また後退だ。年内最終戦のダービーで勝利したインテルだが、ラツィオ戦ではチャンスをつくれず、朗報はFWディエゴ・ミリートが10月5日のローマ戦以来となる復帰を果たしたことだけだった。

ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、判定への不満を表している。

「こういう拮抗した試合は、特に判定ミスによって決まるものだ。今日も我々は不運だった。(アンドレ・)ジアスは2度の警告で退場となるべきだったよ。ナポリだったら、彼がやったファウルで10人になっていたはずだ。それに、明らかなPKもあった。(0−0の段階でCKの際にジアスに倒された)ロランドへのとんでもないプレーだ。でも、放っておこう…」

マッツァーリ監督は『スカイ』のコメンテーターに対しても、「中身のない話をしても仕方がない。話すのが難しくなる。私が審判のせいにしているというのは事実じゃない。今日の我々は多くのことをやれなかった。長友(佑都)のチャンスしかなかった」と話している。

「難しい試合なのは分かっていた。ラツィオはコンパクトにまとまっていたね。ピッチ状態は完璧じゃなかった。彼らは4-5-1で低い位置で待ってきたんだ。プレーをつくるのが簡単じゃなかった」

「何が足りなかった? 最後のチョイスが良くなかった。何度か練習したFKやCKをやることができなかった。こういう試合はそうやって均衡を破らなければいけなかったんだ。後半は我々がラツィオを押し込んだし、それほど悪くはなかった。もちろん、我々にもキレがなかったね」