グアテマラ戦後にセルジオ越後氏「香川はこれが実力なのか? チームと合ってないのが気がかり」

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 キリンチャレンジカップ2013が6日に行われ、日本代表がグアテマラ代表に3─0で勝利した。

 格下と呼べるレベルの相手に対し、日本は序盤から攻め込みながらも前半を無得点。後半に入りようやく、後半から出場していた本田圭佑が頭で先制ゴールをあげると、69分に工藤壮人が追加点をゲット、75分には遠藤保仁のFKが相手に当たって直接吸い込まれ、これが3点目となった。

 試合後、サッカーキングの取材に対し、解説者のセルジオ越後氏は次のように語った。

「前半は特に、緊張感を欠いたひどい試合だった。W杯に向けた強化という意味ではまったく意味のない、問題点の検証も改善もしようのない試合だったと思うけど、興行的にはある程度の成功を収めた試合だったんじゃないかな。試合後のテレビのインタビュアーは、しきりに『無失点ですが? 無失点ですが?』と騒いでいたけど、このレベルで一喜一憂している、あるいは過剰に盛り上げようとしている国が、世界の強豪に追いつけるだろうか。みんなも、つまらなかったらブーイングをしてほしい。そうじゃないと強くならないよ」

「それから、香川の状態が良くないね。あれではマンチェスター・Uでベンチ外に置かれるのも納得だよ。相変わらずチームの戦術ともマッチしていないのも気になる。あるいはこれが、彼の真の実力なのかもしれない。煽り報道による過度な期待とプレッシャーが、彼を潰してしまうんじゃないかと心配しているよ」