イブラ「ベッカムが注目を集めるから、俺はサッカーに集中できる」

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 パリSGに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、『CNN』のインタビューに応え、今冬からチームメートとなった元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカムを称賛し、自身への好影響を語った。

 イブラヒモヴィッチは、ベッカムについて、「彼は俺たちにとって、とても重要な存在だ。今、普通のクラブからトップクラブへ変わろうとしている状況の中、ベッカムは自信を与えてくれる。ピッチ内外で責任のある男で、2カ月間導いてくれた非常に大切な存在なんだ。とても大きなクオリティがあり、多くの選手が見せたことのないタッチを持っている。プレーしている時は、すごくエレガントだ」と、称賛の言葉を並べた。

 また、ベッカムが加入してからの自身への影響については、「ベッカムが加入したことは、俺にも良いことだった。俺以上に注目を集めてくれるからだ。少しだけ1人になれる時間ができた。俺が移籍してきたときは、みんなが『心配するな。サッカー選手として街を歩けば、誰もお前を妨げない。サッカー選手としてここにいるからだ。イタリアとは違う』と言っていた。だが日が経つにつれ、ストレスが増えていった。誰もがスクーターで俺を追いかけ、街を歩くことさえできなくなった。デイヴィッドが来てからは、彼がメディアをより惹きつけている。それは良いことだ。彼がメディアの面倒を見てくれるから、俺はサッカーをする。集中してだ」と、自身を取り巻く環境について、周囲の関心が分散されることにより、好影響が出ていると語った。

 パリSGは10日、敵地でバルセロナとのチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグに臨む。