PSYが「反米ソング」をスピード謝罪 米メディアの指摘受け

世界で「江南スタイル」フィーバーを巻き起こした韓国人歌手PSY（サイ）が、過去に歌った楽曲について謝罪した。

PSYは8日、2004年に韓国歌手シン・ヘチョルと共に歌った楽曲「Dear America」で、米国を批判する詩を含んでいたとして、報道資料を通じて正式に謝罪した。CNNなど米メディアは最近、PSYが過去に同曲を歌ったことについて問題視し、10日に予定されているオバマ米大統領が出席するクリスマスパーティでPSYが公演を行うのは不適切だと指摘していた。

PSYが発表した謝罪文には、次のとおり。

「扇動的で不適節な言葉を使ったことについて、深く後悔しています。私が使った言葉によって傷ついた方々に謝罪します」「韓国人として、また米国で勉強していた時代を人生の重要な一部だと考えている人間として、韓国をはじめ世界の自由と民主主義を守っている米軍の苦労はよく知っています。8年前に私が歌った楽曲は、世界的に反戦世論が拡散する中で発生したイラク戦争や韓国人少女2人が亡くなる事件に対する感情的な対応でした。私は表現の自由を擁護する人間ですが、言葉を使う時に越えてはならない“線”があることに気がつきました。私が書いた歌詞が、どのように理解されたのかと考えた時、とても申し訳なく思いました。最近、米軍の前で公演する機会があったのですが、私はそれをとても光栄に感じました。過去に不適切な言葉を使ったことについて謝罪します。米国国民が私の謝罪を受け入れてくれることを望みます」。

韓国では2002年、韓国の女子中学生2人が米軍装甲車に轢かれて死亡する事件が発生。これを受けて韓国では反米的な雰囲気が一気に高まり、PSYは「Dear America」を通じて米軍を猛烈に非難していた。

PSYの謝罪について、韓国のインターネット上では「謝った方がいいものはそうした方が良い」「不適切な部分だけ謝れば良い」「そもそも謝る必要はあるの？」「昔のことなのに謝るなんて残念」などさまざまな反応が集まった。

参照：東亜日報
参照：SBS

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