9月28日、3年前から行方がわからなくなっていた東京・台東区飲食店経営の男性の遺体を切断、遺棄したとして、男性の知人、無職・島岡丞容疑者(34)ら3人が逮捕された。
 「主犯格の島岡は、被害者男性に2000万を借りていた。この金の返済をめぐってトラブルとなり、殺害したのではと警察は見ています」(社会部記者)

 主犯格の島岡は今のところ容疑を否認。同時に逮捕された島岡の弟で無職・吉田慶太容疑者(30)と無職・川村幸司容疑者(40)は容疑を認めているというが、殺害方法についてその2人から仰天の供述が飛び出しているのだ。
 「任意の事情聴取では、新潟、長野両県で約1年保管していた遺体をハンマーでバラバラにし、バーベキュー用のコンロで焼き、その後遺棄したと供述していたが、逮捕後、バラバラにした後にカレーで煮込んだと言い出したんです」(同)

 なんとも恐ろしい話。だが、遠く離れたアメリカでも、同時期に似たような事件が起こっていた。
 現地報道によれば、米ロサンゼルスで妻を殺害した容疑で逮捕された料理人(49)は、警察の取り調べで「妻を殺害し、死体を4日煮続け、最後は頭部の骨だけ残った」と供述。その後、遺体の残った部分を他のゴミと一緒に捨てたと話しているという。

 それにしても、“死体をバラバラにして煮込む”とは、どんな意図で行われるのか。
 「バラバラにし、更に煮込むことによって人間の身体であることを隠そうとしたんでしょう。犯人は非常に冷静沈着で、冷酷。完全犯罪を狙った可能性があります」(精神科医・町沢静夫氏)

 確かに両事件ともに遺体は発見されていない。模倣犯が続出しないためにも解決が待たれる。