韓国人歌手ら、中国で抗日運動歌を歌おうとして公安当局に阻止される

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韓国人歌手キム・ジャンフンが、北満州で韓国の俳優ソン・イルグクや大学生と抗日運動歌を歌おうとして、公安当局から止められる騒動を起こした。

キムは今月8日、韓国人64人で青山里戦闘があった中国吉林省間島を訪問。抗日運動を繰り広げた朝鮮人運動家を讃えるための小規模なライブを開催しようとしたが、監視していた中国の公安当局に強制的に中断させられた。(青山里戦闘とは、1920年に間島出兵中の日本軍と独立運動を起こした朝鮮人との間で起きた武力闘争)

キムは、中国側が敏感に反応すると予想し、ライブは小規模なものにしていた。演奏で使うギターは3本だけにし、当局側にも事前に「韓中国交20周年と、抗日独立運動を忘れないという韓中両国共通の意味がある」とライブの目的を説明していた。

しかし、無残にも計画は中止に。イベントに参加したある韓国人の大学生は、前日に韓国の国旗「太極旗」を奪わる事件に遭っていたことから涙を流して悲しんだという。キムは、「ここでライブができなくても、私たちの精神が生きている限り挫折することはない」、「今は中国のルールに従うのが賢明。彼らの立場を理解しよう」と話し、一行を勇気づけた。

その後、宿舎に到着したキムらは、約1時間30分にわたりミニライブを開催。自身が編曲した「愛国歌」や「広野で」を歌うと、俳優のソンは感極まり涙を流したという。

キム・ジャンフンは、竹島(韓国名・独島)の領有権が韓国にあると主張する広告を米国の新聞に掲載したり、慰安婦問題のチラシを米国で配るなど、世界各地で反日的な運動を繰り広げている。

参照:スポーツワールド
参照:中部毎日新聞

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