「なんでアイツはこんなに持っていないの?」番記者の間でそう揶揄(やゆ)されているのは巨人のゴールデンルーキー、澤村拓一(ひろかず/23歳)だ。

 6月24日時点で、すでに11試合に先発し、登板回数76回1/3(リーグ4位)、防御率2・12(同5位)、奪三振数68(同2位)と大奮闘しているにもかかわらず、毎回、打線の援護に恵まれずに3勝5敗と黒星が先行……。あまりにツキに見放されているため、そう囁かれているのである。

「開幕からローテーションを守っているのに、早々と戦線離脱した北海道日本ハムの斎藤佑樹の2勝とひとつしか違わない。斎藤はポカスカ打たれても味方打線がカバーしてたけど、澤村はほぼ見殺し。別に澤村の投球テンポが悪いわけでもないのに。“持っている人間”と“持っていない人間”ってこうも違うものなのか(苦笑)」(巨人番記者)

 澤村が持っていないのは今に始まったことではない。例えば中央大学時代、昨年の東都春季リーグで澤村は5勝3敗という成績だったが、3敗中2敗は力投むなしく0-1、0-2と完封負けを喫している。同年の東都秋季リーグでもリーグトップの防御率0・82をマークしながら、2度の黒星はいずれも完封負け。結局、中大時代は一度も優勝できずに終わってしまっているのだ。

 さらにさかのぼっても、彼の“持っていないエピソード”は尽きない。佐野日大高校3年時、夏の栃木県予選では“ある事情”により一度も投げられなかったという。当時の澤村を知る関係者が言う。

「公には『大会前のケガで調整が間に合わなかった』とされているけど、事実はそうじゃない。あの夏、澤村が投げられなかったのには別の理由がある。実は練習態度の悪い後輩がいて、澤村はそいつを強い口調で注意した。でも、運の悪いことに、そいつの親が“おっかない人”で(苦笑)。その後、息子から泣きつかれた親が激怒して学校に圧力をかけてきた。冗談みたいな話だけど、それで澤村は夏の予選で一度もマウンドに上がれなくなった。高校最後の夏がそんな形で終わるなんて、さすがに同情したよ」

 思えば、日本テレビの森麻季アナウンサー(30歳)との熱愛をスクープされたタイミングも、持っていない男ならではのタイミングだった。

「ルーキーがシーズン開幕日にスクープされるなんて前代未聞。特に今年は開幕を延ばす延ばさないでゴタゴタしちゃったから、球界に対する世間の目も厳しかった。交際を知っていた球団関係者も『つき合うのは構わないが、こういう時期だからマスコミにはバレないように』としつこくクギを刺していたようで、本人もマスクで変装するなど万全の対策をとってたんだけど……バレバレだった(笑)」(前出・番記者)

 グラウンド内外から漏れ聞こえてくる“持っていないエピソード”の数々。澤村はどうすればそんな不運から解き放たれるのか? おせっかいながら、顔相界のドン、嘉祥流観相学会の藤木相元先生に聞いてみた。

「顔相によると、“持っていない”ということは決してない。見事な牛顔で、将来的には巨人のリーダーになるでしょう。ただ、ひとつだけ気になるのはこのたわわな涙道(るいどう)。目の下に余分な肉がついているのは、性的なエネルギーが十分に放出されていない証(あかし)。この鼻の大きさからしてかなりの絶倫でしょうが、悲しいかな、それを持て余している。私が思うに、彼は3人以上の女性と同時に関係を持ち続けないとエネルギーの代謝ができない。結果が伴わないのもそのためではないでしょうか。特に登板前日の“営み”は効果てきめんです」

「巨人軍は紳士たれ」とは反対のことをすれば本来の力を発揮できる!? 何はともあれ、不運にめげず、がんばれ澤村!