今季スクデットを獲得したばかりのミランのMFアンドレア・ピルロが13日、引き続きミランでプレーしたいと宣言した。ミランでは、クラレンス・セードルフに続いてこの2日で2人目の残留宣言となった。

今季末で契約が切れるピルロについては、ユヴェントスへの移籍話が強く囁かれ、一部ではすでに条件で合意したという報道も流れた。

しかし、ピルロはコリエーレ・デッロ・セーラ紙に、「ユヴェントスの話は事実じゃない。もしユヴェントスと契約を交わしているのなら、どうしてミランと話をする必要があるんだい? 僕はあと10年でもミランで過ごすつもりだよ」と語っている。

12日にはセードルフがクラブ首脳陣に対し、新しい契約のオファーがないと不満を述べた。マッシモ・アンブロジーニとアレッサンドロ・ネスタもまた、6月末で切れる契約が延長されるのか連絡を待っているところだ。

ピルロは、「まもなくミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長と話をして、決断を下す。もちろん、双方が合意しなければならない。まっとうな条件が出され、彼らが満足してくれるのなら、僕は喜んで残るよ」と話した。

ミランの最近の成功はベテラン選手の存在によるところが多いが、ファンのなかには若返りを望む声が大きい。
「今やクラブは彼らの考えを我々に知らせるべきだ。誰もが自分で決めていい。もしベテランに居場所がないのなら、それはそれでいい。だけど、僕はまだ若いつもりだし、あと3、4年は最高のレベルでプレーできると感じている。だから、1年契約じゃ意味ないんだ」とピルロは付け加えた。