【DVDエンター！】 「ハウス！」って言いたくなるほどの奇人

犯人は、「生ハム」だったのか！

ドラマ『Dr.HOUSE』を見ている感覚は、医療ドラマというよりも、むしろ刑事ドラマに近いです。犯人（病因）が分かった時は、非常に気持ちよい満足感が得られます。

どんなに優れた治療技術を持った医師でも、患者の病が何なのか分からなければ、命を救うことはできません。主人公の診断医ハウスは、幅広い医療知識と刑事のような鋭い洞察力で、難病の原因を突き止め、次々と患者の命を救っていきます。

ハウスは医師ですが、白衣を着ません。無精ひげを生やし、足が悪くしているため杖をついて歩きます。足の鎮痛剤を常用していて、薬物依存症にかかっています。

「医者の不養生」と言いますが、その風貌は患者そのもの。しかも、性格は極めて傲慢です。「人はみなウソをつく」と悪態をつき、人種や性的差別発言も平気で行います。それでも、どこか憎めないのは、彼が患者の命を救うからでしょう。

米国では、放送開始当初から人気を呼び、現在シーズン7を放送中です。シーズン8の制作も噂されていて、ハウス人気はまだまだ続きそうな気配。

主演のヒュー・ローリーは、最も出演料が高額なテレビドラマ俳優の一人になり、ドラマ1話あたりの推定出演料は40万ドル（約3400万円）にも上ると言われています。

しかも、2010年にはワーナー・ミュージックと契約し、ブルースアルバムをリリースすることも決定。5月25日からDVDレンタルが開始される予定のシーズン5では、彼のギター、ピアノ、ハーモニカなどパフォーマンスが楽しめるそうです。

「ハウス！」って言いたくなるほどの奇人ですが、その圧倒的な能力で、誰もが認めざるを得ないような素晴らしい結果を出すハウス。彼のようになりたい……、とは思いませんが、彼の生み出すドラマは、いつまでも見ていたいと思ってしまいます。

中毒性が高い“お薬”です。

■勝手にキャッチフレーズ！
「ハウス！って言いたくなるほどの奇人」