行政のオフィシャルサイトに掲載されている公式文書というものは、往々にして回りくどい言い回しがなされており、冗長の感が否めないものが多い。中国のある政府系サイトでは、そんな固定観念を打ち破る、本文がたった2文字の画期的な通知文書が登場してネット上で話題となった。騰訊網が伝えた。

 この画期的な通知文書は中国の税関総局である「海関総署」のウェブサイトに10月11日付けで登場した。タイトルは「10月12日より受験者は当サイトから自分で受験票の控えを印刷することができます」というもので、それに対する本文は「如題」の2文字のみ。つまり、「タイトルを見れば分かる」ということだ。この通知文書がネット上で話題となり、一部のネットユーザーからは関係者の怠惰ぶりが指摘されたが、「これでも十分意味は伝わる。冗長な公文書よりよっぽどいい」と肯定的に受け止める意見もあったという。

 なお、安徽省合肥市のオフィシャルサイト内にある市民からの質問コーナーでは先月、「今年の中秋節休暇の日程を早く発表してほしい」という質問に対して「請百度一下」(百度で調べてください…日本で言えば「ググってくれ」)というクールな回答がつけられたことが話題になったことも合わせて紹介された。なお、この回答に対する責任者のコメントは「おそらく回答者は機嫌が悪かったのだろう」とのことである。(編集担当:柳川俊之)



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