AFA(アルゼンチンサッカー連盟)とディエゴ・マラドーナ監督は、今後4年間の契約を新たに結ぶことですべて合意したと思われていた。だが、同監督とAFAのフリオ・グロンドーナ会長の会談は、当初予想されていたようにいかなかったようだ。

約2時間に渡る会談終了後、マラドーナ監督はコメントを残さなかった。これは良くない兆しだ。アルゼンチンメディアによると、マラドーナ監督はグロンドーナ会長に、15項目に渡るリストを提出したという。その大半をグロンドーナ会長は受け入れたようだが、すべてだったわけではないようだ。そしてそれにより、すべてが再び議論されることになったという。一部のアルゼンチンメディアは、交渉が決裂するとも報じている。ただし、完全にはまだ決まっていない。

会談前、マラドーナ監督は契約を延長する条件について、「私のメンバー全員が触れられないことが重要だ。選手たちからマッサージ師までね。私は冒険を続けたいが、誰とでもそうしたいというわけじゃない。私はこの人たちを選んだ。彼らと一緒に仕事を続けたいんだ」と明確にしていた。

AFAのスポークスマンは「連盟の特別委員会が明日行われ、グロンドーナ会長がマラドーナ監督と再び会談する」とした上で、「私は交渉の進展について、ポジティブでもネガティブでもないよ」とコメント。一部メディアが報じる対立は否定している。