UEFAは22日、財政難に陥ったスペインのクラブ、レアル・マジョルカを今季のヨーロッパの大会から追放した。

マジョルカは昨季のスペインリーグで5位に入り、ヨーロッパリーグの出場権を手にした。しかし、UEFAはマジョルカが出場条件を満たさないと判断した。マジョルカは5月に経営難を解決するために管財人の運営下に入ると発表した。スペインの多くのクラブと同様、マジョルカも年俸と移籍金の高騰で赤字に陥り、バルセロナ大学の最近の研究では、負債は8500万ユーロ(約95億6000万円)前後になるという。

マジョルカ出身でテニスで世界ランク1位のラファエル・ナダルが今月はじめにクラブの株主となり、彼の叔父で元プロサッカー選手のミゲル・アンヘル・ナダルが、ミカエル・ラウドルップ新監督のアシスタントコーチに就任していた。

クラブは公式サイトで、「レアル・マジョルカは、理解に苦しむこの前例のないUEFAの決定によって、ファンを落胆させたことを心から残念に思う」と話した。3日以内にUEFAの決定に異議を唱えることができる。


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