第2のケイタイ事故が発生!メーカー側の不誠実な対応と報道隠蔽にネチズン怒り

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昨日の「韓フルタイム」で、サムスンのケイタイが爆発したという記事をお伝えした。この事故から2日後、今度は韓国の国内でも同様の事故が発生していたことが分かった。

今回、新たに判明した国内の事故は、ケイタイの所有者が外出先から家に戻ってくると、充電器に接続してあった折りたたみ式ケイタイから出火していたというもの。昨年8月に発売された「マジックホール」というモデルのケイタイで、購入してから2ヶ月たらずの出来事だという。

所有者は手首に火傷を負いながらも、すぐさまサムスンに連絡し事故について伝えた。だが、電話に出た担当者は、製品不良による出火を否定し、所有者による過失であると主張。製品の回収は行ったものの、対応はヒドイものだったようで、所有者はメディアの取材に不満をぶちまけている。

ネットユーザーらは、昨年11月に発生した「サムスン冷蔵爆発事故」に続くケイタイの相次ぐ爆発事故で、「品質のサムスン」をうたうサムスン電子のブランドは失墜したと指摘。さらに、事故後の対応が不誠実なことや、関連記事が次々と消えるなど報道隠蔽の動きがあることから不信感の声があがっている。

「不利な記事だからといって、隠蔽しようとしているようです。インターネットが発達する現在、果たして隠蔽は可能なのでしょうか」と語るネットユーザーは、ケイタイ爆発の記事を取り上げているブログの数と、主要メディアが報じる記事数が違うと指摘している。実際、多くのブログがこれを取り上げ、高い関心が集まっているのに対し、主要メディアの報道数は異常なほど少ない。

韓国のIT情報サイト「セルラオンライン」によると、サムスンは今年1月にもスマートフォンに関する世論調査結果の記事を削除するなど、メディアの操作はこれが始めてではないとしている。

ネットユーザーが言うように、ネットの発達により世界の出来事が瞬時に伝わるこの時代、果たして隠蔽工作など可能なのだろうか。十分な説明もないまま一方的な方法で問題を片付けようする態度は、その企業に対する不信感を高めるばかりだ。


参照:削除相次ぐ「サムスン報道」 - セルラオンライン
参照:ケイタイ爆発、被害者が「同意書」を見ると…とても変 - クッキーニュース

(文:林由美)

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