期待された活躍がなかなかできないアンリの代わりとしてバルサ移籍が噂されていたマンチェスター・Cのロビーニョ。グアルディオラ監督もロビーニョの獲得を歓迎していたようだが、結局はロビーニョのバルサ移籍は断たれた。

 イギリスの“Daily Mail”によるとこのロビーニョ移籍失敗には、バルサの選手が関与していた可能性があると報じた。特にチャビとプジョールを中心とするベテラン選手が、ロビーニョがバルサに来ることで良い雰囲気の現在のチームの輪が乱れるとして、グアルディオラ監督にロビーニョを諦めるように言い寄ったという。

 結局、プレミアリーグを去ることを決めたロビーニョは、故郷のサントスに移籍間近だが、ポルトガルのベンフィカも興味を示していると言う。ロナウジーニョ、デコなど個人のエゴが、グループに悪い影響を与え、苦しい時期を過ごした経験を持つチャビとプジョール。もしこれが本当なら彼らのリーダーシップは、グアルディオラ監督も動かすほどチーム内で影響力があることになる。確かに今のバルサがロビーニョをどうしても必要とするような試合はほとんどないようにも思う。

(スペイン通信)