インテルのマッシモ・モラッティ会長が喜んでいる。29日に行われたセリエA第10節のパレルモ戦で、チームが5−3と勝利したことを彼は楽しんだ。だが、それ以上に彼を喜ばせたのは、2得点を挙げたFWマリオ・バロテッリの存在だ。

モラッティ会長は30日、『インテル・チャンネル』のインタビューで、次のように話した。

「まったくもって“クレイジーなインテル”だったよ。前半の我々は、10ゴールを決めてもおかしくなかった。とても美しい45分間だったよ。ただ、苦しまないためには4ゴールでは足りなかった。そしてあの20分間だ。我々の不注意や不確かさのせいだが、パレルモが素晴らしいプレーをしたからでもある。サッカーでは決して安心することはできないということを分からせてくれたよ」

モラッティ会長は2得点を挙げ、先制点となったPKを誘い、サミュエル・エトーの4点目をアシストしたバロテッリを絶賛している。

「彼は素晴らしい試合をした。その素晴らしい才能と惜しみなさを発揮したね。すべてのチームメートにボールを渡したんだから。昨夜のインテルが決めた4ゴールには、そのすべてに何かしらの彼らしさがあった」

「前半は楽しめた。後半はそこまでではなかったね。だが、本当に見事なゲームだった。チームは前半にファンタスティックなポテンシャルがあることを示した。後半はややリラックスしたんだ。パレルモの3点目が決まってから、我々はまたゲームを取り戻すことができた。これが大事だったんだ。ディエゴ・ミリートの投入も必要だったし、チアゴ・モッタのパフォーマンスも非常に良かった。つまり、すべてが良かったんだ。相手のゴールを除いてね」

最後に、片やかつてインテルで戦い、片や今のインテルで戦っている2人の指揮官、ジョゼ・モウリーニョ監督とワルテル・ゼンガ監督に賛辞を送った。

「ゼンガにはすでに賛辞を送ったよ。彼には、0−4となってもうまくやれるようにとチームを鼓舞する指揮官を見て、インテリスタたちは誇りに思っていると伝えた。ただ何よりも、モウリーニョに賛辞を送りたいね」