アパレルファッション業界 ファストファッションの競演/井上 和則
FOREVER21が4月29日、原宿に日本1号店をオープン。全般的な消費低迷の中でアパレルファッション業界でファストファッションが勢いづいています。

4月はアパレルファッション業界にとって話題の多い月でした。

業界においては百貨店をはじめとする全般的な消費停滞は続いていますが、今がチャンスとばかりにファストファッションに関しては外資プレイヤーがメインとなりすさまじい出店競争です。出店に伴い驚くべき売り上げ記録が出ています。

特に原宿エリアの出店は強烈です。既にGAP(米)、ZARA(スペイン)、H&M(スウェーデン)が出店していましたが、4月29日にはなんとH&Mのすぐ隣に米国の小売チェーンFOREVER21が出店しました。予想していたようにオープン時は長蛇の列です。明治通りのショップから表参道の交差点を曲がり原宿駅の方まで入場待ちの人が続きました。FOREVER21は経営者が韓国系のアメリカ人という事もあり、日本に先立って韓国では出店済みです。

1万円あれば頭から足元までトレンディーなカジュアルファッションアイテムを揃えらというのですから特に若い女性にとっては魅力的です。カワイイ好きの日本人にはH&Mよりさらにブームを巻き起こすように思います。

それに先立って24日には表参道通りをはさんだ反対側に日系企業のポイントがコレクトポイントという自社ブランドの大型複合店を出店しています。外資系企業ほど媒体には取り上げられませんでしたが、早々にショップを見にいきましたが、イメージの良い店内にはそれなりの集客がありました。資本力のある外資系企業がPRに大きな予算を掛けて進出してくる中で奮闘が目立ちます。


続きはこちら