Lil’B(撮影:野原誠治)
 今年6月にシングル「オレンジ」でデビューを果たしたMIE(ヴォーカル)&AILA(ラップ)からなるガールズユニット、Lil'B(リルビー)。9月に発売したセカンドシングル「キミに歌ったラブソング」は、全国の女子中高生の間で“キミうた”の愛称のもとクチコミで広まり、着うた(R)等の配信が120万ダウンロードを突破。そして11月26日には、“キミうた3部作”の第2章となるサードシングル「願いごと一つキミへ」が発売となった。

――お互いの第一印象はどんな感じでしたか?

AILA:第一印象は、見た目で言ったら、すごくきれいな人だなと思って。すごく凛とした、クール・ビューティーな感じでしたね(笑)。でも、中身は全然。実際に一緒にいる中で、第一印象と中身はまたちょっと違うイメージで。見た目からは全然イメージしていなかったぐらい、本当にキュートな所がMIEちゃんにはあるなと、今ではすごく感じていますね。

MIE:MIEが結構人見知りなので、会うまでは不安が多かったんですけど、会ってみたらこの満面の笑みにすごく癒されて。「この子とだったら上手くやっていけるかもしれない」みたいな安心感にすぐ変わって(笑)。もうそれからは、MIEが心配性なので、ちょっと辛い時でもAILAが笑顔で「大丈夫!」と言ってくれたり、一緒にいて年の割にすごく落ち着いていたのにもビックリしたんですよ。印象的に見ると、MIEがしっかりしていて引っ張っていると思われがちなんですけど、全然そういう偏っている感じもなく、お互いの苦手な所を上手い具合にカバーできていることにすごくビックリして。でも、AILAは落ち着いて、しっかりしているから安心できるなと思っていると、すごいド天然をかまして、「えぇー!?」って思うようなことを言ったりやったりするので、それもまたキュートだなと思ったり。

AILA:でも、どちらかと言えば、そっちの方が強いですね。

MIE:いやいや(笑)、しっかりしている所はあるんですけどね。人間性というか、落ち着いてなかったら多分、こういうリリックだったり、フレーズだったり、思いとかメッセージは出てこないんじゃないかなって、すごく感じているので。根本はすごくしっかりした子だと思うんですよ。また普段はチョイチョイ天然が出るので、そしてこの笑顔なので、もう常に癒されますね。

――二人の共通点や違いを感じる部分はありますか?

MIE:MIEの感覚だと、本当は多分違うんだろうなって最近、薄々感じるんですけど、AILAは基本プラス思考だし、前向きです。でも、MIEはマイナス思考で、あまり前向きじゃないので。AILAは結構積極的だし、興味のあることにはもうガツガツ、チャレンジして、行きたいと思った所に行って、やりたいと思ったことをやるという行動派なんですけど。MIEは結構、行動できないタイプなんですよ。そういう所は多分、大きく違うかもしれないですね。だけど、上手い具合に引っ張ってもらったり、逆に行き過ぎちゃいそうな時はMIEが「AILA危ないよ」って止めたり。

AILA:MIEちゃんは、すごく考えてくれると言うか、心配性な部分もあったり(笑)。お互いに、いい感じに高め合えているなと思いますね。

――二人に共通しているなと感じるのはどんな部分ですか?

AILA:食べるものの趣味とか。そこで共通するのは強いですね。

MIE:これだけ毎日のように一緒にいて、食も一緒にする機会が多いから。そこで間逆だったらねぇ。

AILA:それが一番辛いかもしれないです。

MIE:でも、結構会ってすぐに食べ物の話になった時に、「あれが好き」「これが好き」というのがすごくたくさん一致したので。お互いにそんな好きじゃなかったものでも、もう今では、例えばAILAが自分の中でマイブームだって言っていると、MIEも「ちょっとそれ食べてみようかな」と思ったり。逆にAILAもそんな好きじゃなかったものが、MIEが「これ美味しいんだよね」みたいに言っていると、AILAも「ちょっと食べてみようかな」みたいに好きになったり、どんどん増えていっているよね。

AILA:確かにそうですね。

MIE:詞の世界観とかリリックの部分でも、いい意味で違う表現の仕方をする時もあるし、思ってもいなかったんだけど同じような表現ができる時もありますし、バランスがいいというか。それは不思議と、合わせようと思ってどちらかが合わせているんじゃなくて、Lil’Bの味としてあるかなと思っています。