一時はずっとプレーしていたいと言っていたものの、昨シーズンなどは実力を発揮できないほどバルセロナでモチベーションを落としていたロナウジーニョ。自らの強い希望でチェルシーに移籍しながら、レギュラーポジションを奪えずに再びミランに戻ってきたシェフチェンコ。イギリスの『タイムス』紙は、ふたりを引き合いに出して「イタリアサッカーは老人ホーム?」と皮肉る記事を掲載して話題となっている。

 両選手を獲得したミランは、マーケットにおける価値が低下しているとはいえ、ふたりの再生は十分に可能だと判断して獲得したのだが、イングランドから逃げ帰るようにミラン復帰をしたシェフチェンコへの当てつけか、ビッグネームを買い集めるミランへのやっかみか、皮肉のひとつも言っておきたかったのかもしれない。“老人ホーム”か、はたまた“楽園”かは今シーズンの結果によって証明される。ふたりの活躍に注目したい。