去就が注目されるレアル・マドリーのブラジル代表FWロビーニョが沈黙を破り、「レアル・マドリーを退団し、チェルシーに行きたい」とEFE通信のインタビューで心境を明らかにしている。

「僕にはプレミアリーグでプレーするという希望がある。チェルシーには素晴らしいメンバーが揃っているし、素晴らしいチームだ。それに、僕にとってもレアル・マドリーにとっても好条件のオファーを提示している。レアル・マドリーに対する不満なんて何もないし、とても感謝しているよ。でも、今の僕の目標はここから出て行くこと。いろんなことが一刻も早く解決することを望んでいるよ」。

 様々な噂が飛び交う中、静観を保ってきたロビーニョはレアル・マドリー退団の意思を明言。さらに、レアル・マドリーでのサイクルは終ったと感じ、クラブの首脳陣に対しチェルシーのオファーを受け入れることを切望しているとも語っている。ロビーニョ個人の目標は世界最高の選手になることだが、レアル・マドリーではそうなる可能性も低いと思っている彼はそれ故プレミアリーグでプレーしたいと言う。

 チェルシーもロビーニョ獲得の野望は未だ失っていないようで、3700万ユーロ(約60億円)まで支払う準備はできていると“マルカ”紙が報じている。ロビーニョはチェルシー移籍への強い思いを明らかにした。レアル・マドリーはどう対応するのだろうか。夏の移籍マーケットの終盤で大きな移籍がまとまる可能性がでてきた。

(スペイン通信)