楽天オーネットは1月4日、2019年に成人式を迎える新成人618人を対象に実施した「恋愛・結婚に関する意識調査」の結果を発表した。

これまでに交際経験があると答えたのは男性で59.2%、女性で62.5%だった。男性の交際経験率は2017年の54.3%から2年連続で上昇した。

また全体の30.7%、男性の27.5%、女性の32.7%は、現在交際している異性がいると回答。この割合は1996年の50%から2011年の23%まで大幅に減少。2011年に底を打って以降、微増傾向にある。

現在の交際相手と知り合った方法 「大学、大学院などの知り合い」が最多

現在の交際相手と知り合った方法を聞くと、「大学(専門学校)、大学院などの知り合い」が32.3%で最も多く、2番目は「幼稚園〜高校時代までの知り合い」(21.5%)だった。3番目は「ネット(SNS)で知り合った」(15.6%)だった。

女性が「アルバイト先の知り合い」と回答した割合は、昨年2位の17.9%から、4位の9.9%へと減少した。

全員に今後異性との交際を積極的にしていきたいかどうか聞くと、男性の47.9%、女性の53.4%が「していきたい」と回答。男女ともに2年連続で増加しており、新成人の間で異性と交際する意欲が高まっていることがわかる。

また全体の43.5%が「SNSなどで知り合った異性との恋愛もアリだと思う」と回答。2017年には、「なし」が37.8%で「あり」の37.3%を上回っていたが、2018年には逆転し、「あり」が40.2%、「なし」が34%に。「あり」は年々増加しており、若い人ほどSNSでの出会いに抵抗がないことがわかる。

結婚したい年齢、男女ともに25歳が最多

結婚願望については、「いずれは結婚したい」が57.1%で最も多く、「早く結婚したい」が22.2%だった。結婚したい新成人の割合も2010年以降減少が続いていたが、2016年に74.3%で底を突いてからは増加傾向にある。

結婚したい理由を聞くと、「好きな人と一緒にいたい」が58.1%で最も多く、2番目は「家族といると幸せだと思う」(54.3%)、3番目は「子供が欲しい」(53.3%)だった。「親を安心させたい」も27.8%いた。

結婚願望のある490人に何歳で結婚したいか聞くと、男女ともに25歳が最も多く、男性の26%、女性の30.5%が25歳と答えている。男性の場合、2番目に多いのは28歳(16%)、3番目は30歳(13%)で、半数以上が30歳までに結婚したいと答えている。一方、女性では、2番目に多いのは26歳(12.7%)、3番目は27歳(12%)で、男性よりも早く結婚したがっていることがわかった。

また、結婚をするなら恋愛を経てからがいいという人が85.3%に上った。やはりお見合いなどではなく、恋愛結婚をしたいと考えている人が大多数だ。

結婚後に専業主婦(主夫)になりたいという人の割合は女性23.6%、男性10.4%に留まり、共働き志向の人が多いことがわかる。結婚後に子供がほしい人は69.8%だった。