米コロラド大などのチームが25日、「トキソプラズマ」という寄生虫に感染している人は起業志向が強いとの研究を発表した。因果関係は証明できていないが、感染者のホルモンや脳の情報伝達物質の出方を変え、リスクの高い行動に駆り立てる可能性もあるという。共同通信が報じた。

チームは、米国の大学生約1500人を調査した。唾液検査で感染と判定された学生は、感染のない学生に比べてビジネス系の専攻を選ぶ割合が1.4倍。会計や財務より経営や起業関連を勉強する割合が1.7倍となった。社会人約200人の調査でも、起業経験の割合は感染者が1.8倍だったという。

寄生虫が人の行動に影響? 感染者、起業志向強く(共同通信)