ピーチが2018年3月期決算で5期連続で増収、黒字を達成したと発表。営業利益率は10.6%、平均搭乗率は86.9%でした。

平均搭乗率86.9%、有償旅客数は約512万人

 LCCのピーチ・アビエーションは2018年6月27日(水)、同年3月期決算で5期連続で増収、黒字を達成したと発表しました。


ピーチは2018年3月期決算で黒字達成を発表。写真はイメージ(2014年2月、恵 知仁撮影)。

 営業収入は前期比5.9%増の547億4000万円、営業利益は8.1%減の57億9300万円。当期純利益は24.6%減の37億2800万円、経常利益が5.4%増の56億7700万円でした。当期の営業利益率は10.6%、平均搭乗率は86.9%(有償ベース)、有償旅客数は約512万人となりました。

 ピーチは2017年度、民営化された仙台空港の拠点化や関西〜新潟線の新規就航など、地方からの国内・国際線をさらに拡大。2018年度中には新千歳空港も拠点化する予定で、インバウンドが南北に移動できる体制を整えるとしています。

 同社は2018年6月現在、20機の保有機材で、国内線15路線、国際線15路線に就航。2018年8月1日(水)から関西〜釧路線に新規就航し、同年下期よりバニラエア統合に向けたプロセスを開始する予定です。ピーチは、2020年以降50機を超える機材と、国内・国際線合わせて50路線以上の就航を目標に、日本とアジアをつなぐ路線ネットワークの拡充を目指すとしています。