今国会の目玉と位置づけられた「働き方改革関連法案」。政府は、その中でも話題になっていた「裁量労働制」の拡大を断念した。労働時間のデータの不備が数多く明らかになり、長時間労働を助長するのではといった批判を受けた形だ。しかし、現在でも様々な制度があり、働き方や働く時間はより柔軟になっている。中には、働くなら「夜型」がいいという人もいるだろう。そこで、仕事を含めた3つの生活スタイルについて、20〜30代の社会人200人(男女各100人)に徹底調査。「朝型」と「夜型」どちらが好きか聞いてみた(協力:アイリサーチ)。

■仕事するなら朝? 夜?
・「朝早く出社して、その分、夜は早く帰る」派 65.0%
・「朝は遅く出社して、その分、夜遅くまで残業する」派 35.0%

「朝型」が「夜型」に大きな差をつけた。それぞれの意見も見てみよう。

【「朝は早く出社して、その分、夜は早く帰る」派の意見】
「朝のほうが、仕事がはかどるから」(39歳・男性)
「夜は自分のために使いたい」(31歳・男性)
「あまり会社に人がいないほうが集中しやすいから」(33歳・男性)
「イベントやライブなど、夕方〜夜にあることが多いので」(28歳・女性)
「朝、誰よりも早く出社したいから。残業は時間内にできない人がやること」(28歳・女性)
「早く帰ったほうが時間が有効に使えそうだから」(38歳・女性)

【「朝は遅く出社して、その分、夜遅くまで残業する」派の意見】
「朝早いのは生活全体を早くしてしまうので、大変」(24歳・男性)
「通勤電車がいやだから」(32歳・男性)
「同僚・上司が居なくなってからの方が仕事に集中できるから」(28歳・男性)
「朝は早く起きられないので」(35歳・男性)
「スロースターターなので」(36歳・男性)

「夜型」には通勤ラッシュを避けられるというメリットもあるが、多くの人は朝の方が「仕事がはかどる」と考えているようだ。では、仕事以外のことはどうだろうか? まずは「ランニング」について聞いてみた。

■ランニングするならどっち?
・「朝の時間帯」派 47.0%
・「夜の時間帯」派 53.0%

仕事と違い好みが分かれたものの、僅差で「夜の時間帯派」の方が多かった。それぞれに寄せられたコメントは以下の通り。

【「朝の時間帯」派の意見】
「朝のほうが健康に良さそうだから」(27歳・女性)
「一般的にランニングといえばこの時間帯が多いので」(27歳・男性)
「夜は物騒だし朝の方が気持ちいい」(28歳・女性)
「すがすがしい気分になれるので」(31歳・男性)

【「夜の時間帯」派の意見】
「疲れたからだをゆっくり休ませることができるから」(24歳・男性)
「朝はランニングするくらいなら寝ていたいから」(27歳・男性)
「周りは暗くて、人がいない方が、マイペースで走れる」(35歳・男性)
「夜だと日焼けしないから」(36歳・女性)
「夜の方が暗くて他の人に顔を見られなくても良いから。すっぴんでランニングしていてもあまり恥ずかしくない」(39歳・女性)

日光を浴びて「朝の方が気持ちいい」という意見もあるが、夜は「他の人を気にしなくていい」という意見が多く寄せられた。また、ランニングは今回の調査で唯一、男女差が出た項目だった。

男性…「朝の時間帯」派39.0% 「夜の時間帯」派61.0%
女性…「朝の時間帯」派55.0% 「夜の時間帯」派45.0%

コメントにもあるとおり、女性にとって「夜は物騒」ということなのか。全体の結果とは違い、「朝派」が「夜派」を上回った。では、家の中ならどうだろうか。そこで、次の質問。

■入浴するならどっち?(シャワーだけも含む)
・「朝の時間帯」派 16.0%
・「夜の時間帯」派 84.0%

【「朝の時間帯」派の意見】
「綺麗になって出かけたい」(29歳・女性)
「夜寝てる間は汗をかいているので」(30歳・女性)
「眠気が覚める」(38歳・女性)
「寝癖とかがなくせるから」(32歳・男性)
「気分がスッキリして気持ちが切り替わるから」(37歳・男性)

【「夜の時間帯」派の意見】
「綺麗になって寝たいから」(33歳・女性)
「汚いまま寝るなんて考えられない!不潔!」(28歳・女性)
「朝はいると風邪をひきそう」(31歳・女性)
「1日の終わりにゆっくり疲れを取りたいから。朝は時間もないし」(36歳・女性)
「一日の疲れと一緒にきれいに流してしまいたいから」(24歳・男性)
「朝は出勤のために急ぐが、帰宅後はゆっくり出来るから」(27歳・男性)
「シャワーを浴びないと気持ち悪くて眠れない。すっきりしたまま寝たい」(38歳・女性)

一時期は「朝シャン」がブームになったが、蓋を開けてみると圧倒的な差をつけて「夜派」が多数を占めた。やはり、夜に気持ちよく寝たいという人が多いようだ。

全体を見ると、朝早く仕事に行って夜はゆっくり寝るという「朝型」ライフスタイルを支持する人が多数派という結果が浮き彫りになった今回の調査。でも、今後、働き方改革が進んでいったら、結果も変わってくるかも?

(嶋野清明)