2021年にユニセフ(国際連合児童基金)が発表した各国の保育政策や育児休業政策を評価し順位付けした「先進国の子育て支援の現状」(OECD、EU加盟国対象)において、日本の育児休業制度は41か国中1位だった。制度上、日本は父親の育児休業が世界で最も長く、父親と母親に認められた期間がほぼ同じ長さである唯一の国だ。しかし、世界一の制度を持つ国でありながら、日本の男性の取得率は17.13%と、近年伸長しているとはいえ