チェルシー戦9試合目で初得点のメッシ、ゴールはあのOBのおかげ?

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 20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、チェルシーとのアウェイゲームを戦ったバルセロナ。その試合前日、あるOBが宿泊先のホテルを訪問していたようだ。同日付のスペイン紙『エル・ペリオディコ』が伝えている。

 同紙によると、バルセロナがロンドンの「グロブナー・ハウス・ホテル」に到着してまもなく現れたのは、元イングランド代表FWのガリー・リネカー氏だったという。同氏は現役時代に1986年から1989年までバルセロナでプレー。古巣が渡英してきたとあって、挨拶に訪れたというわけだ。

 ただし、リネカー氏は1人ではなかった模様。なんと「メッシの大ファン」だという4人の息子を一緒に連れて行き、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの"6ショット"の撮影に成功したという。同氏はその後、自身のインスタグラムにメッシとの2ショット写真をアップすると、「サッカー史上最高だと思う選手にようやく会えてすごく嬉しい。それに、レオは本当に紳士的だった」と喜びのメッセージを綴った。

 すると迎えた本番で、メッシは貴重な同点弾をマーク。自身9回目の対戦でチェルシーから初ゴールを奪い、敵地で1−1の引き分けに持ち込んだ。

 リネカー氏の喜びもひとしおだったのだろう。同試合を中継したイギリスメディア『BT Sport』の番組で司会を務めていた同氏は、メッシのゴールを目の当たりにすると即座にツイッターを更新。「メッシがチェルシー相手に初めてゴールを決めた。これからは、どの試合前にも私に会いに来てもらいたいと思っているんじゃないかな」と書き込み、同選手に幸運を運んだのは自分だったと言わんばかりのジョークを披露してみせた。

 メッシのチェルシー戦初得点が、"先輩"リネカー氏のサプライズ訪問によって生まれたと結論づけるにはやや無理があるかもしれない。だが、1つのジンクスを打ち破ったことは事実だ。3月14日に行われるセカンドレグでは、果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。3週間後のリターンマッチにも注目したい。

(記事/Footmedia)