現地ポスター「香川vsネイマール」実現せず 日本代表10番の落選は主催側も想定外

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日本対ブラジル戦のポスターで、香川とネイマールが主役クラスで扱われるも…

 日本代表は現地時間10日にフランスのリールでブラジルと対戦する。

 現地では日本対ブラジル戦のポスターが張られるなど集客に向けた宣伝を進めているものの、主催者側にとって思わぬ事態が起きていたようだ。

 MF香川真司(ドルトムント)を日本代表の顔役として選出し、ブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)とともにポスターのメインに起用。しかし香川が選外となり、主催者側の思惑も外れる形となった。

 フランス1部リールの本拠地スタッド・ピエール=モーロワ(収容5万186人)で行われる日本対ブラジルの一戦は、現地時間10日13時キックオフ予定となっている。チケットはカテゴリーに応じて15ユーロ、25ユーロ、50ユーロ、70ユーロ(約2000〜9200円)で販売されており、スタジアム公式サイトでは「サムライブルー(日本の愛称)は、香川選手や元LOSC(リール)監督を務めたバヒド・ハリルホジッチに率いられ、これまで一度も勝利を収めたことのないブラジル代表に立ち向かいます」と謳われている。

 しかし、ポスターで日本側の主役として扱われている香川がよもやの落選。両国のスターとして注目を集めていた「香川vsネイマール」の対決は実現不可能となり、主催者側にとっても想定外だったことが窺える。

日本から6人選出、ポスターでの序列は?

 ポスターでは、日本代表から6人を選出。香川の次に大きく写されているのがフランス1部マルセイユで主力としてフル稼働するDF酒井宏樹だ。今季で在籍2シーズン目とあって、フランスでの認知度も高まり、香川の次の序列となっている。また3番手タイの扱いで、FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)とDF長友佑都(インテル)、4番手タイでDF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)となった。

 一方、ブラジルはメインのネイマールに続き、2番手タイでDFマルセロ(レアル・マドリード)とMFフィリペ・コウチーニョ(リバプール)、3番手タイでMFパウリーニョ(バルセロナ)とMFウィリアン(チェルシー)、そして4番手でMFレナト・アウグスト(北京国安)となっている。

【了】

大木 勇(Football ZONE web編集部)●文 text by Isamu Oki

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【写真】「日本vsブラジル」のポスター 2大スター「香川vsネイマール」がメインの扱い

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web