メイン会場となる霊蛇滝広場周辺/赤目四十八滝

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三重県名張市の赤目四十八滝は「平成の名水百選」「森林浴の森100選」「遊歩100選」など数々の“百選”に選ばれている景勝地。約4kmの遊歩道を歩けば、さまざまな滝が楽しめる。8月11日(祝)〜15日(火)にはキャンドルが数百個並び、滝がライトアップされる「真夏のライトアップ・キャンドルナイト」を開催。幻想的な渓谷で夕涼みを満喫!<※情報は関西ウォーカー(2017年7月18日発売号)より>

【写真を見る】キャンドルでハートマークをかたどったオブジェもカップルに人気/赤目四十八滝

■ 霊蛇滝・不動滝のライトアップ

メイン会場となる霊蛇滝広場周辺。竹に開けた無数の穴から明かりがこぼれ落ちる竹明かりと霊蛇滝・不動滝のライトアップで昼間とは別世界に。

足元を乳白色のキャンドルで彩られた橋からは、美しくライトアップされた不動滝を眺めることができる。

キャンドルでハートマークをかたどったオブジェもカップルに人気。紅葉やクリスマス時期にも行われる。

■涼絶景DATA/ベストタイム:19:00〜21:00 8月11日(祝)〜15日(火)の期間限定。滝道を照らすキャンドルの明かりや、ライトアップされた滝など、幻想的な絶景が広がる。 キャンドルの数:約500個

■ 滝巡りは日没までに!

まぶしい山々の緑と流麗な滝の流れが続く渓谷美も赤目四十八滝の大きな魅力。そんな夏らしい涼絶景を楽しみたいなら、まだ陽があるうちに遊歩道を散策しよう。

【霊蛇滝】落差6m、幅3m。その流れと青く澄んだ滝壺も魅力の滝。滝壺の深さは約7m。白蛇が岩をよじ登るように見えることからその名が付いた。

【不動滝】高さ15mの名瀑。不動明王にちなんで名付けられた。滝参りとはこの滝に参ることを指し、明治の中ごろまでこれより奥へは行けなかった。

【千手滝】高さ15m、幅4m、滝壺は約20mと深い。滝、岩、樹木、滝壺が調和した美しさを誇る滝。岩を伝う水の流れが千手観音のようにも見える。

【布曳滝】高さ30mから一枚の布をかけたように落ちる美しい滝。全国各地に同名の滝があるが、ここがその代表格。滝壺の深さは数10mもある。

滝の入口前では、サンショウウオの置物がお出迎え。ぬめっとした頭がリアルだ。

■赤目四十八滝<住所:三重県名張市赤目町長坂 電話:0595-63-3004(NPO法人赤目四十八滝渓谷保勝会) 時間:8:30〜17:00、12〜3月は9:00〜16:30 ※真夏のライトアップ・キャンドルナイト19:00〜21:00 休み:なし 料金:入山料(400円) 駐車場:500台(800円/1回)、17:00以降、キャンドルナイト利用者は無料 交通:三重交通バス赤目滝より徒歩5分>

■ 体に優しいロハスなカフェ

「御厨 菜」は、地元で採れた旬の野菜をふんだんに使った手作り料理が楽しめるカフェ。副菜が豊富なランチメニューは、まさに実家に帰って味わう家庭料理のように優しい味。旬のフルーツを使ったスイーツもすべてオーナーの手作りだ。

無農薬の甘夏を使い、とろりとしたなめらかな食感の「甘夏のチーズケーキ」(400円)。

吹き抜けの店内は木造りのインテリアでまとめられた、温かみのある空間。

■御厨 菜<住所:三重県名張市赤目町丈六23-15 電話:0595-64-2791 時間:11:00〜16:00(LO15:30) 休み:水曜、木曜 席数:21席 駐車場:8台(無料) 交通:近鉄赤目口駅より徒歩8分>

■ 貴重な生物をじっくり観察

「日本サンショウウオセンター」は、赤目四十八滝を巡る遊歩道の入口にある施設。赤目生まれのオオサンショウウオをはじめ、国内産を中心に9種類・約50匹が飼育、展示されている。推定年齢が60歳を超える、体長1mオーバーのオオサンショウウオも要チェック!

オオサンショウウオは「生きている化石」と呼ばれる希少動物で、特別天然記念物にも指定。個性的な姿を観察して。

大きなサンショウウオの看板が目印。

■日本サンショウウオセンター<住所:三重県名張市赤目町長坂861-1 電話:0595-63-3004 時間:8:30〜17:00 ※12〜3月は9:00〜16:30 休み:なし 料金:赤目四十八滝入山料(400円) 駐車場:近隣の有料駐車場を利用 交通:三重交通バス赤目滝より徒歩5分>

■ 忍者伝説が残る名湯でほっこり!

「伊賀の隠れ宿 湯元赤目温泉 隠れの湯 対泉閣」は、明治初期創業の老舗旅館の湯。日帰りで利用できる。伊賀流忍者が修行の合間に利用したという伝説も残る温泉は、地底1000mより湧出したアルカリ単純温泉。日本療養温泉規定にも認められた良質の湯で、美肌効果も期待できそう。

温泉利用とセットのお得な「ごえもん膳」(3800円)。利用時間は食事11時30分〜14時30分、温泉は10時30分〜15時30分(要予約)。

「平成の名水百選」に選ばれた赤目滝の水を使ったオリジナル地酒、滝つ瀬(左・700円)ともみじの小径(右・700円)。

男性用露天風呂の「半蔵の湯」。女性用は檜風呂。

■伊賀の隠れ宿 湯元赤目温泉 隠れの湯 対泉閣<三重県名張市赤目町長坂6826 電話:0595-63-3355 日帰り入浴10:30〜19:00、土日祝、休前日10:30〜16:00 休み:なし ※混雑時に利用できない場合あり。要確認。 料金:入浴料(850円) 駐車場:50台(入浴利用時無料) 交通:三重交通バス赤目滝より徒歩1分>

■ 赤目四十八滝モデルコース

近鉄大阪線は大阪上本町駅と三重県の伊勢中川駅を結ぶ基幹路線の一つ。その営業距離は100kmを超える。

【近鉄大阪線】大阪難波駅から急行で約70分/片道(1010円) ※鶴橋のりかえ。

<13時30分>【近鉄赤目口駅】赤目口駅から南へ約600m。徒歩8分。

<14時>【御厨 菜】来た道を戻り、赤目口駅前から三重交通バス赤目滝行約10分。終点よりすぐ。

<15時30分>【伊賀の隠れ宿 湯元赤目温泉 隠れの湯 対泉閣】徒歩すぐ。温泉利用のみの場合。ごえもん膳とセットの利用の場合は時間が異なる。

<16時30分>【日本サンショウウオセンター】徒歩すぐ。

<18時>【赤目四十八滝】ライトアップ期間は近鉄赤目口まで臨時バスの運行あり。

<20時30分>【近鉄赤目口駅】近鉄大阪線急行で約70分、大阪難波駅へ ※鶴橋のりかえ。片道1010円。【関西ウォーカー編集部】