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映画『ブルーハーツが聴こえる』の連続初日舞台挨拶(3回目)が9日、新宿バルト9にて開催され、「少年の詩」より、優香、内川蓮生、清水崇監督が登壇した。

本作は、1995年に解散した伝説のバンド:THE BLUE HEARTSの世代を超え愛されている名曲6曲「ハンマー(48億のブルース)」「人にやさしく」「ラブレター」「少年の詩」「情熱の薔薇」「1001のバイオリン」を名曲6曲「ハンマー(48億のブルース)」「人にやさしく」「ラブレター」「少年の詩」「情熱の薔薇」「1001のバイオリン」を、豪華キャストと人気クリエイターによる6つの短編映像で紡いだもの。

大きな拍手で迎えられる中、3人が登場。まずは主演・優香へ内川との久しぶりの再会について問われると、「再会してびっくりしました! イケメンだし天使の瞳で! 母親になった気分です」と久しぶりの再会を嬉しんだ。冒頭の挨拶で内川は「撮影から本日までの2年間の間で身長が15cmも伸びたんです!」と観客を驚かせた。

優香は本作出演へのオファーを受けた時の感想について、「清水監督とは10年前にホラー作品で主演をさせてもらった以来なんです。まさか今回母親役でびっくりしましたし、大好きなブルーハーツということで嬉しかったです」と答えた。これを受け清水監督は、「10年前はこんなペラペラ喋る子じゃなかったのにと当時を振り返り、オファーをした当時は(優香は)独身だったので、それでいてシングルマザーの役をお願いしたので気を使いました」と答えた。

シングルマザーの役を演じるにあたり、優香は「短期間で親子関係を作り上げなきゃいけないので、撮影中もずっとそばにいました!」と語った。

内川は、「オーディションの時にあまり監督のことを調べてなくて、『呪怨』の監督だと聞いた時にびっくりして何か他の作品ないんですかって失礼なこと聞いちゃったんですよ!」と可愛らしいエピソードも。     

また優香は、「印象に残ったというか申し訳なかったことがあったんです! 劇中に(内川が)納豆を食べるシーンがありまして、何回か撮ったんです。お腹いっぱいになったと思うし、何より納豆が嫌いだったっていうことが後から解って……申し訳なかったです!」と語った。

それを受け清水監督は、「(嫌いだということを)知ってて食べさせたんだよ!」と突っ込みをいれ、内川はこの作品のおかげで、その後納豆嫌いを克服したということを明かしてくれた。

清水監督は、「(優香が)結婚前なのでどうやってお母さんになって貰うかにやはり気を使いました。優香さんはすんなりと、とってもいい母親役を演じてくれた」と今作の演出について話してくれた。

清水監督は、「少年の詩」を選んだ理由について「いくつか迷った曲はありました。でも他の監督と被らないかなとか…色々考えました。意識しないで選曲していいですとプロデューサーから言われたんですが、6人の監督が見事に被らなかったんです。だいぶ経ってから他の監督の作品を観たのですが、びっくりするぐらいそれぞれテイストが違うんです。本当面白いなと思いました。僕も久しぶりにホラーではないですし……」と答えた。

本作のロケ地が自身の地元群馬県前橋を選んだことについて、清水監督は「学校も母校を使いましたし、ヒーローショーの観客(エキストラ)もほとんど知り合いなんです。初めて自分の地元で撮りたいなと思って前橋の色々な方が協力して下さったんです。」と、その思いを語った。

劇中には戦隊ヒーロー、ボンバー仮面が登場しており、清水監督が少年時代に憧れていたヒーローを投影させた内容に。

時代背景にとてもこだわりがあるという本作について清水監督は、「1987年はブルーハーツがメジャーデビューした年なんです。その当時は僕ももう高校生だったので、その当時の子供はどんなんだったのかなとか、CMはどんなものがやっていたんだろうとか調べながら細部にこだわりました」と語った。

最後に、優香は「ホラーの清水監督が描いたまた違う素敵な作品です。是非皆さん御覧になって下さい。」と伝え、内川は「お足元の悪い中本日はお越し頂きありがとうございます。沢山の方々が応援して下さったこの映画が皆さんに伝わって欲しいです。」と大人顔負けの挨拶を見せた。そして清水監督からは、「ブルーハーツの曲が好きでこの作品を作りました。色々大変な思いもしましたが、有難うございますと全国の方々に伝えたいです。少し泣きそうです。」と本作品への熱い思いを語り、舞台挨拶は終了した。

映画『ブルーハーツが聴こえる』は、新宿バルト9ほか全国公開中!

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