ドライブスルーで炎上する車をパトカーで押し出し、延焼を防いだ警官の対応が素晴らしい

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まるでアクション映画のヒーローのような咄嗟の判断で、警官がファストフード店の火災を防ぐという出来事が米国であった。

ドライブスルーで車が炎上

2月11日の午後9時頃、米国テキサス州グレンハイツ市にあるファストフード店のドライブスルーに並んでいた車が、突如、炎上しはじめた。

警察に通報が入ったのは午後9時40分頃。グレンハイツ市警察の発表によれば、「巡回中の警察官が、至急その店『Jack in the Box』に向かった」とのこと。

「現場に到着した警察官は、店の建物に非常に近い危険な位置で、フォード・ピックアップトラックが炎に包まれているのを視認した。その警察官はパトカーを利用してトラックを建物から遠ざけ、火災を未然に防いだ。なお、この件による負傷者は報告されていない」と、市警察は発表している。

車載カメラによる生々しい映像

現場に到着した警察官、クリス・ウォマック巡査の行動は、パトカーの車載カメラにすべて記録されている。市警察がYouTubeで公開したその映像を見ると、現場の生々しい緊張感が伝わってくる。

ウォマック巡査が到着すると、ピックアップトラックが燃えている。そのすぐ横にあるのが、店のドライブスルー専用の建物だ。

Glenn Heights PD/YouTube

Glenn Heights PD/YouTube

炎が壁にあたっている。今にも燃え移りそうだ。

巡査はパトカーを降りず、即断でアクセルを踏み込み、フロントバンパーでトラックを押し出す。一瞬画面を被う煙は、炎からのものではなく、空回りするパトカーのタイヤからのもの。タイヤがキュルキュル鳴っている音が聞こえる。

Glenn Heights PD/YouTube

トラックは駐車場の空きスペースへ。緊張が解けたウォマック巡査の激しい息づかいが生々しい。

Glenn Heights PD/YouTube

「トラックを押して建物から遠ざけた」と無線で報告すると、本部からは一言「Good」。現場のリアルな緊張感が伝わってくる。

勇気と素早い判断により

ウォマック巡査は職務について1年目の新人だ。「その時はアドレナリンが出て、少しハイになっていたと思う」と海外メディアに語っている。

グレンハイツ市警察は、今回のウォマック巡査の対応を讃えて、次のようなコメントを発表した。

「素早い判断と勇気をもって対応し、炎上する車の脅威から『Jack in the Box』を守ったクリス・ウォマック巡査を称賛したい」

なお、ピックアップトラックが炎上した原因は不明。現在捜査中とのこと。