スタバのソーラー式の充電チェアを体験! テラス席でスマホ充電する贅沢

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誰もがスマホを持っている現在では、充電ができたり、無料Wi-Fiを利用できたりする飲食店が増えている。ユーザー側も、そういったお店をこまめにチェックして活用しているせいか、カフェでノートパソコンを開いている人の姿も珍しくはない。

お店で充電というと、壁にあるコンセント利用を思い浮かべるが、スターバックスは、ひと味違っている。

スターバックスのテラス席に、USB充電が可能なチェアが登場したというのだ。
そこで、ちょっと試してみた。

●試験的に登場したソーラー発電の充電チェア
充電チェアは試験的に導入されたもので、設置されているのは都内のスタバ3店舗(上野恩賜公園店、二子玉川公園店、町田金森店)のみ。

今回は、二子玉川公園店に向かってみた。
USB充電の椅子を目指して訪れる人は(当たり前だが)筆者くらいで、テラス席は犬連れの人が多くくつろいでいた。犬のリードフックが設置されているくらいなので、普段から犬連れの人が多いのだろう。

USB充電ができる椅子は2脚あった。このほかベンチタイプのものが1つ設定されている。

意外と少ないが、試験設置なので仕方がないというところか。
「どうしても充電しなきゃ」という切羽詰まった状況ではなく、「充電できるのなら利用しよう」程度のスタンスが望ましい。
ちなみに店内には、通常のコンセントが4つある。

●日当たり良好でソーラー発電に適した環境
チェアタイプは背もたれ部分がソーラーパネル、ベンチタイプはテーブルトップ部分がソーラーパネルになっている。
チェアタイプで充電を試してみたところ、問題なく充電スタート。
約20分の充電で、スマホのバッテリーが35%から44%と、約10%充電できた。
給電を計測したところ、0.8A~0.9A程度だった。

公園内の店舗で遮るものもなく、日当たりは良好。ソーラーパネルの発電に適した環境だ。なお、この椅子は蓄電池が備わっており、曇りの日など、発電量が少ないときでも充電が可能とのこと。
気持ちのいいテラス席でコーヒーを飲んでゆったりと過ごし、かつ充電もできるというのはなんとも贅沢な時間の過ごし方だ。

●ネックは充電ケーブルの長さだった
1つ難点があるとすれば、USBポートが椅子の座面後部にあること。充電ケーブルが短いと、充電しながらスマホを使うのが難しいのだ。
とはいえ1mくらいのケーブルがあれば問題ない。
チェアタイプで充電をしたい人は、少し長めのケーブルを用意しておくといいだろう。

充電チェアは、東京都地球温暖化防止活動推進センターが取り組んでいるもので、誰もが利用できる「シティチャージ」(ソーラー充電設備)を設置している。

今はまだ試験的な設置のため数えるほどしなないが、今後設置が拡大すれば、もっと手軽に、街中でいつでも充電できるようになるだろう。