8日放送、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では「激論スペシャル」として、テリー伊藤氏、セルジオ越後氏、中畑清氏らが、スポーツ界のトピックについて意見を述べた。

その一つとして挙がったのが、2018年ロシアW杯アジア最終予選を戦うサッカー日本代表ハリルホジッチ監督の選手起用について。これまでのアジア最終予選では、所属クラブで試合出場機会が乏しいにも関わらず、経験で勝る海外組を起用し続けてきた。セルジオ氏は「ただ海外に行ってるから、経験があるから(と海外組を起用する)。実績というのは試合に出てるか出てないかという競争ですから」と異を唱えた。

「この間のサウジアラビア戦(2016年11月15日)に本田(圭佑)や香川(真司)を先発させなかったところが皆びっくりしたっていう。そのびっくりしているところがおかしい」。こう続けたセルジオ氏は「僕はメンバーから落とすべきだったと思う。代表のために45分だけ走る海外組っていうのはステータスじゃない。彼らにも失礼」とキッパリ。

その上で「そこに選ばれるために何をするべきか。まず所属しているチームでポジションを取るということ。これはどの国でもやってますから」と話すと、セルジオ氏は「本田にしても、香川にしてもいい時代があった。チームに出て活躍してレギュラーだった。でも今は出てない。レギュラーじゃない。今は落とすべき。もう一回レギュラーになって活躍したらまた選ぶべき。入ったり出たりするのが世界基準。日本(代表)だけがずっとクラブチームみたいに固定して、出ても出なくてもずっとやってる。メンバー選ぶ(発表する)記者会見いらないじゃないか」とまくし立てた。

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