巨額横領の米タイコ元トップに有罪評決
XFN-ASIAによると、数億ドルにものぼる巨額横領で起訴されていた米コングロマリット・タイコの経営陣についてニューヨーク連邦地裁の陪審員は17日、デニス・コズロウスキ被告と、元CFO(最高財務責任者)のマーク・シュワルツ被告を謀議、証券詐欺、記録偽造など8件の容疑で有罪の評決を下した。2人の被告は、会社の資産で美術品や不動産を購入するなど、個人的に贅沢な生活の使途目的で会社から資金を横領したとして訴えられていた。両被告には、8月2日にも裁判所から懲役15−30年の実刑が言い渡される見込み。一方のコズロウスキ被告の弁護士は、上訴する意向を示している。 【了】