医師に聞いた!話題の食べものは本当にバストアップに効くの?

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先日、「医師に聞いた!豊胸手術のリスク、正しい育乳の方法とは?」という記事をリリースしたが、その反響に、やはり女性は豊かな胸にあこがれるのだと実感させられた。「教えて!goo」にも、「胸が大きくなりたい」との悩みが寄せられており、その中で、マッサージやサプリ以外にも、食べてバストアップしているという声もあり、効果があるとされている食べものが紹介されていた。しかし、それは本当だろうか?

前回、豊胸手術について教えていただいた、西国分寺レディースクリニック院長で「女性のためのピルの本」の著者でもある、佐藤力先生に再びお聞きした。

■効果ありといわれているのは「タンパク質」、そして「女性ホルモン」

ネットなどで、バストアップに効くといわれている成分は、血液や皮ふ、筋肉の主要成分である「タンパク質」、タンパク質を構成する「アミノ酸」、女性ホルモンの働きを活性化するといわれている「ボロン」が代表格のようだ。

具体的な食品で示すと、タンパク質では鶏肉、アミノ酸ではチーズがあげられていることが多い。他にも、赤身の牛肉や豆腐、ヨーグルトなども良質のタンパク質源とされている。また、豆腐や大豆に含まれるイソフラボンも、女性ホルモンと似た働きをすることから、育乳のために摂りたい成分といわれている。ボロンは聞きなれない成分という人もいそうだが、キャベツに多く含まれているという。キャベツでバストアップとは驚きだが、実際に効果はあるのだろうか?

「多少の効果は期待できます。タンパク質やアミノ酸は、筋肉など体を作るために欠かせない成分で、いわば体の土台を作る成分です。また、豆類などに含まれるイソフラボンやキャベツなどのボロンは、女性ホルモンを活性化させるという点で、バストアップの効果が期待できるといえます」(佐藤先生)

身近な食品で効果があるとはうれしい限りだが、どれくらいの効果があるのだろう。

「効果があるといっても、すぐにサイズが変わるようなものではありません。また、食べ過ぎれば、太ってしまうこともあります。過剰な期待をせず、バランスよく取り入れることが肝心です」(佐藤先生)

多少の効果は期待できるとはいえ、バスト以外のところに肉がついてしまっては元も子もない、単品に偏った食事では栄養のバランスも悪くなりそうだ。つまりは、何事もほどほどにということだ。

■食品以外に有効な方法も

バストの悩みがつきない多くの読者に、何かおすすめの方法はないのか改めて佐藤先生に聞いてみた。

「生理不順があるような人は、女性ホルモンが不足している場合が多いです。貧乳が女性ホルモン不足に起因しているタイプの人には、ピルをおすすめめしています」(佐藤先生)

ピルというと避妊薬というイメージが強いが、実は女性ホルモンの乱れを整える効果があり、生理に関する不調緩和などにも処方されているという。

「ピルにはエストロゲン、プロゲステロンの2種類の女性ホルモンが入っていて、ホルモン治療に使われています。ですから、生理不順のある人には必要なのですが、女性ホルモンが少なくバストが小さい場合、ピルが劇的に効く人もいらっしゃいます」(佐藤先生)

さらに佐藤先生によると、ピルに含まれるエストロゲンなどには、女性ホルモンの乱れを整えるほか、美肌にも効果があるのだそうだ。

貧乳にお悩みの人は、食べ物はもちろん、ホルモンバランスを見直す選択肢のひとつであることも覚えておきたい。

●専門家プロフィール:佐藤 力
西国分寺レディースクリニック院長。婦人科、美容外科、産科、性病科の診療を行う。「全ての女性に美と健康を」をモットーに、真のレディーストータルケアのため、日本初の婦人科専門医による本格的美容外科を実現している。著書に「女性のためのピルの本」。

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