膣内挿入スピーカー Babypod 発表。胎児に直接音楽を届ける胎教アイテム

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スペインの婦人科学医療機関 Institut Marquès が、膣内から赤ちゃんに直接音楽を聴かせられる胎教アイテム「Babypod」を発表しました。胎教を始めたいと考えるマタニティママには画期的な製品かもしれません。

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胎児は16週目ぐらいから音を感じ取れるとされます。胎教とは、胎児に母親の声やクラシック音楽などを聴かせることで、情緒豊かな子や頭の良い子に生まれるとする慣習。

胎教のため胎児に音楽を聴かせる方法としては、母親がヘッドホンで音楽を聴いたり、大きめの音でスピーカーから音楽をかけたりするのが一般的です。なかにはオーバーヘッド型ヘッドホンのイヤーパッド部分をお腹に当てて音楽を聴かせたりする方法もあるようですが、一般的にこれらの方法では期待するほど胎児に音が届きません。

Babypod は、丸い形をしたピンク色のパッシブスピーカー。膣内に挿入して使うようにできており、本体から伸びるケーブルは iPhone などのプレーヤーのヘッドホン端子に接続します。途中でY字型の分岐があるため、母親もイヤホンやヘッドホンで赤ちゃんと同じ音楽を聴くことができます。
Institut Marquès は、胎児に近い位置から音を聴かせることで胎児の脳が活性化され、その発達に良い影響が現れると説明します。そいて実際に Babypod を使って音楽を聞かせた胎児は、全体の87%が反応を示したとしています。



とつぜん大音量の音を聞かされれば、胎児も驚き慌てるだろうとも思えるものの、Babypod に反応したことは事実です。今後はそれが胎児に良い影響を与えているのかどうか、さらなる検証に期待したいところです。

ちなみに、胎教向け音楽といえばクラシックですが、一部で胎教に良いと根強く言われるのがヘヴィメタル系の音楽。その根拠は重くディストーションの効いたギターの音や多用する周波数帯が母親の胎内音に近く、胎児にリラックス効果をもたらすというもの。こちらも科学的な検証はなくむしろ迷信に近いものの、もし信じるのなら Babypod で Babymetal を聴かせれば、大きくなっても他人をいじめたりしないチョコレート好きな子どもに育つかもしれません。

あと念のため記しておくと Babypod には音楽に合わせて振動する機能などはありません。