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前武雄市長で、2015年1月に投開票が行われた佐賀県知事に立候補して落選した樋渡啓祐氏が、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が設立した子会社ふるさとスマホ株式会社の代表取締役社長に就任。ネットを中心に批判の声が集まっています。

ふるさとスマホ株式会社はTSUTAYAを運営するCCCグループのCCCモバイル株式会社が資本金4000万円を100%出資。サイトには樋渡氏の次のような代表あいさつが掲載されています。

超高齢化の進展、独居高齢者の増加、医療費の増加など、地域課題の解決は喫緊の課題です。ふるすまでは、これらの問題を、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の企画力およびグループ会社が提供するスマートフォン「TONE」を中心としたテクノロジーと、5,431万人が利用する日本最大の共通ポイントサービスTポイントとの連携をもとに解決を図ります。
さらに、私が武雄市長時代の経験を加味することで、地域活性化、地方創生につながる事業を推進していきます。ふるすまの今後にご期待ください。

樋渡氏は武雄市長時代に、CCCに市図書館の指定管理者として運営を委託。貸出がTカードででき、ポイントも付与されるということで話題になった一方、図書館利用に関する個人情報の取扱いの問題が取りざたされてきました。

今回、CCCグループの100%子会社に就任したことが発表された直後から、ネットでは「新たな天下り」「露骨すぎる」「癒着では」といった批判が続出。また、サイトが一枚の画像で構成されていることを指摘する声も見られます。
樋渡氏が市長時代に市図書館のTポイント推進に尽力していたことは周知の事実なだけに、批判的な反応が上がることは織り込み済みとも考えられます。いずれにしても、今後の同社の動向に関心が集まるこちになりそうです。

ふるさとスマホ株式会社
http://www.furusuma.com/