フランス剣道界で、防具の修繕活動を地道に行っている日本人がいる。宮崎県出身で、剣道防具の輸出業・株式会社日本武道宮崎を営む多田竜三さんだ。自身も剣道6段の腕前である多田さんは、年に5、6回は渡欧し、現地剣士のために防具修理を続ける唯一の存在である。スポーツが世界で広がる時に、用具の扱いやすさは1つのポイントになる。例えばボールさえあれば形になるサッカーと異なり、野球はグローブやバットなどサッカーと比べ