東北大学の磯部寛之教授らによる研究グループは、カーボンナノチューブの中にフラーレンを取り込ませると、固体状態でもくるくると回転していること、そしてカーボンナノチューブの内部は変曲点がなくつるつるとしている状態であることを明らかにした。炭素原子が筒状に連なっている物質をカーボンナノチューブと呼び、同じく炭素原子がサッカーボールのように球体を作っているものをフラーレンと読んでいる。カーボンナノチュ