握力ゼロでも機敏な動き9月のパリパラリンピック「車いすラグビー」で、日本はついに悲願の金メダルを獲得した。その立て役者が、池崎大輔選手(46・三菱商事)である。トライライン近くでの攻防戦。敵に囲まれるなか、横に移動するような小さな動きを見せた瞬間、池崎選手がバックしてトライ!いまや車いすラグビーで世界トップクラスと評価されている池崎選手だが、両手の握力は0(ゼロ)で、ハンドリム(車輪の外側についてい