衆院選の結果、自民党など憲法改正に前向きな「改憲勢力」の議席は、国会発議に必要な310議席を下回った。自民、公明両党は過半数割れとなり、予算案や法案の成立には野党の協力が不可欠。石破茂首相(自民党総裁)は安定した政権運営を優先せざるを得ず、改憲の機運はしぼんでいる。改憲の国会発議には、衆参それぞれ総定数の3分の2以上の賛成が必要で、衆院は310議席。衆院選前は、自民、公明、日本維新の会、国民民