紫式部の邸宅跡である廬山寺(写真: ocasek / PIXTA)今年の大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部が主人公。主役を吉高由里子さんが務めています。今回は若宮(敦成親王)の誕生から50日を祝う宴の席が終わり、実家に戻った紫式部のエピソードを紹介します。著者フォローをすると、連載の新しい記事が公開されたときにお知らせメールが届きます。きれいな都とは対照的な実家の姿寛弘5年(1008年)11月1日、中宮彰子と一条天皇の間に