北朝鮮では他の社会主義国同様、様々な公共料金が極めて安く抑えられていた。電気料金もそのひとつだ。料金は1ヶ月に1円に満たない上にいくら使っても額が変わらない固定料金制だった。水力発電により電気が豊富にあり、エアコン、洗濯機、電子レンジなど電気を大量に消費する家電が普及していなかったがために可能なものだった。また、家電の数を制限する方法で、電気使用量を抑制する対策も並行して取られた。1990年代以降は設備