この記事の筆者は「自分はイケてない」「まったくダメな人間だ」と思ったら、旅行をするなり、普段行かないようなところに行くようにしている。そういうときはだいたい視点が一つに固まってしまっているときで、客観的に自分を見られなくなっているからだ。では、旅は一体、人生に何をもたらすのか?その意味でも、取材国は約150カ国、地球を約180周してきたというジャーナリストの兼高かおる氏と作家の曽根綾子氏が旅について語り