情報技術の進化や機械化によって業務効率が良くなれば、当然のように労働時間が短くなるはずだと考える人は多い。しかし実際には、職場にパソコンがなかったような昭和50年くらいから現在まで、正社員の総労働時間は年間2,000時間前後で推移しており変化がない。手作業や力仕事が減って業務効率は飛躍的に上がったように感じるが、労働時間は減っていないのである。であれば、ITなどによる業務効率の向上は、労働時間には影響