学生の窓口編集部

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ビジネスではスピードが命。ただしスピードよりももっと大切なのが人間関係と心の余裕です。この2つは困ったときに自分を助けてくれ、自分への評価も高めてくれます。仕事ではぜひ「お先にどうぞ」の気持ちをお忘れなく!
■エレベーター・電車は「お先にどうぞ」ができるチャンスの場所

出勤間際のエレベーターや電車ではわれ先にと乗り込むことが多い場所。もちろん出勤時間ぎりぎりなら他人を押しのけてでも乗る必要のある場合はありますが、そうでないなら「お先にどうぞ」と譲ることも大事です。特にエレベーターは社内の人も一緒に乗り合わせる可能性が多い場所。

われ先に精神よりも、「お先にどうぞ」精神を見せた方が自分への評価が高まる可能性があります。

どんな場所でも人に対して思いやりの心を持て、相手の立場を尊重する態度は人としての魅力を生みます。またそれができる「心の余裕」「時間の余裕」がある人は、それを生み出すために必要な努力や結果を出せている人ということでもあるため、社会人としての評価にもつながります。

そのエレベーターや電車を見送っても自分に影響はない、と感じるなら、「お先にどうぞ」精神で譲り合いをしてみましょう。

■意見も「お先にどうぞ」精神で

人の意見が多数飛び交う会議や、電話のやり取り等でも「お先にどうぞ」精神が大切です。もし会議で他の人と意見するタイミングが重なったなら、「お先にどうぞ」精神で譲ってみてください。人に意見するタイミングを譲るということは、「その人の発言・主張を尊重している」「相手の発言に注目している」という意味につながるため、お互いを尊重しあえるいい関係づくりに役立ちます。

また電話のやり取りで発言タイミングが重なったときも同様です。相手に発言の場を譲ることは、相手を尊重している証し。ぜひ「お先にどうぞ」精神を発揮してみてください。

ビジネスではスピードよく効率よく仕事をこなすのも大事ですが、そのために人間関係をおざなりにすると、それがネックになって自分の立場や心象を悪くしてしまうことも。無視できる位の時間なら「お先にどうぞ」精神で譲ってあげた方が、自分も相手も良い気持ちになれ、仕事で一番必要ないい人間関係にも恵まれます。

ぜひ日常の小さな瞬間に他人とぶつかることがあったなら、「お先にどうぞ」精神で譲ってみてはいかがでしょうか?