マンUエレーラ、サラゴサ時代の八百長疑惑で新たな聴取対象に

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 マンチェスター・Uのスペイン人MFアンデル・エレーラが、レアル・サラゴサに在籍していた2011年にレバンテとの試合で八百長が行われた疑いがある件について検察の聴取を受けることになる見込みだ。スペイン紙『マルカ』が報じている。

 2010−11シーズン、サラゴサは降格圏に位置する状況で臨んだリーガ・エスパニョーラ最終節、アウェイでのレバンテ戦で2−1の勝利を収めたが、八百長行為を働いた疑いがもたれている。サラゴサで当時会長を務めていたアガピト・イグレシアス氏は、レバンテ戦前にハビエル・アギーレ前監督(現日本代表監督)と選手、合計10人の口座に総額85万ユーロ(約1億1500万円)を振り込み、その現金を即座に回収。同額に35万ユーロ(約4800万円)を加えた合計120万ユーロ(約1億6300万円)を、レバンテに支払った可能性がある。

 この件に関して、スペイン反汚職・反組織犯罪特別検察局は、すでにアトレティコ・マドリードのスペイン人MFガビら当時の在籍選手への聴取を済ませている。だが、同紙によると、検察側は新たな聴取対象としてエレーラをリストアップしているという。

 なお、今回の聴取にエレーラが応じない場合、検察側にはイギリスの司法当局に対して、同選手の身柄の受け渡しを要求する権利が与えられていると伝えられている。

(記事/超ワールドサッカー)