美ら海水族館限定ラスク、その名も「美らすく」

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沖縄の人気観光スポット、美ら海水族館でしか手に入らない限定お菓子が新発売された。くず餅・あんみつの製造販売を手がける株式会社船橋屋のグループ会社である明風堂総本舗の「美らすく」(ちゅらすく)だ。沖縄伝統の“くるま麩”を使った新感覚のヘルシーお菓子になっている。

低カロリーでミネラルたっぷりのくるま麩のよさはそのままに、沖縄産の海塩、きび糖、パイナップルを使い、3つの味のラスクに仕上げたそうだ。実際に食べてみると、どれも外側はパリッと焼き上がっていて軽いかみごたえ。一方、中はシャクシャクとした麩の食感で、口の中でやさしくくずれる。上品で軽い味で、何個でも食べられそう。

3つの味はそれぞれ素材の味が活きており、「沖縄ソルト」は沖縄海塩による塩気が絶妙で、「きび糖」はやさしい甘味と香ばしい風味にほっこり。「パイナップル」は、爽やかな酸味に甘味たっぷりのトロピカルな味わい。どれも沖縄らしさがよく出ている。

くるま麩といえば、通常はチャンプルーや煮物といった料理に使われるが、なぜお菓子にしようと思ったのだろうか? 商品を手がけた広報担当の青木さんに話を聞いた。
「“沖縄らしさの詰まったお菓子を”というコンセプトのもと、何か沖縄らしく、それでいて新しいものを、という想いから、沖縄の伝統食材である“くるま麩”の可能性に注目しました」

商品化にあたっては超豪華なコラボが実現。まず、元になる「くるま麩」を作っているのは、沖縄でも数少ない直火焼きで麩を焼く、くるま麩メーカーの麩久寿。しかも、「美らすく」に使用している“くるま麩”は、「美らすく」のためだけに特別な製法でパリッと焼き上げたものだそう。また、監修は東京・代々木上原の人気店「ASTERISQUE(アステリスク)」のオーナー・パティシエ和泉幸一さん。和泉さんは商品のレシピ開発段階から全面的に関わり、原材料から製造工程まで試行を重ねたのだという。そして販売者は美ら海水族館。そこでしか買えないというプレミアム感にもそそられる。

発売からまだ数週間だが、納品分は即日売り切れとなってしまうほどの人気だとか。また、実際に食べた人からは「意外性に驚いた」「美味しい!」といった声が届いているとのこと。価格は6個入り600円、12個入り1200円(いずれも税別)。パッケージもかわいらしいので、お土産にもぴったりだ。

ちなみにパッケージに使用している「美らすく」のロゴは、今回のために特別に書道家の岡西佑奈さんに書いてもらったものだそう。
「沖縄の海の温かさと優雅さを感じるパッケージにもぜひご注目ください」と青木さん。

究極のコラボで実現した新感覚スイーツ。次の沖縄土産にいかが?
(古屋江美子)